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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    鍼灸師
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    ボディーワーク研究
    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    鍼灸においても健康保険を扱うことができる病名があります。

    健康保険の手続きをするためには、その病名に該当することを証明するために、医師の診察を受けて同意書という書類にサインをもらう必要があります。

    保険が認めらるものは、整形外科分野のものがほとんどなので、常識的には整形外科にて同意書にサインをもらうことを考えますが、しかし、現実的には整形外科の医師は、鍼灸の同意書にサインをしたがりません。

    今日も、当院の患者さんがサインをもらった同意書を持参してきたのですが、受診をした整形では「鍼灸の同意書にサインをしてあげますが、以後こちらには一切来ない(絶縁)ということで」と嫌味をいわれたととのこと。

    まあ、整形外科の立場から言えば、そのような症状なら鍼灸ではなくウチ(整形)に来ればということになりますから、整形で同意書を求めるということは、あんたのとこはヤブだから鍼灸が良いと言わんばかりの行為とうけとるのしょう。

    そういう経緯が多々あるので、同意書をもらうときにはなるべく整形外科以外がお薦めですと患者さんには説明しています。
    整形外科で扱う様な症状であっても、同意書は何科の発行でも構わないのです。

    内科などで相談すれば、整形外科で相談するよりすんなり同意が得られるケースがほとんどです。
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    当院は、所要時間によって料金を算定させていただいております。
    正直にいうと、これは「ある傾向のある方」を牽制することを念頭に定めたものです。

    一通り治療が済み、はい終わりですという段になって、「ああ、そういえば、今日は肩がちょっと痛くて、ついでに診てもらえますか?」という、確信犯的に、オマケを求めるタイプ。
    これがある割合にいるものなのです。

    このタイプは、「ではそれは次にしましょう」などという提案には、断じて不満です。それは、実のところ自分を特別扱いしてもらいたいという潜在的な欲求があるからだと思われます。

    でも、そのような人だけを「特別扱いする理由」など、なにもありません。
    むしろ、全体の進行を遅滞させる悪しき障壁です。

    そこで、時間算定なら、平等性があると思い、そう定めたわけです。追加の要求には、追加の料金が発生する。これは当然のことですから。

    1回いくらの定額ではなく、時間算定ということになると、そのような必然性のない「オマケ」の申し出は、まずなくなります。
    料金が発生しては「特別扱い」ではなくなってしまうからでしょう。


    世の中、要領の良い人というのはどこにでもいます。
    でも、要領の良い人や図々しい人だけが特をするのでは納得がゆきません。
    当院は、むしろ良心的な人を優遇できる枠組みを、つねに思案しています。
    当院は、多少説明の難しい場所にありますので、初めての方は道に迷う場合があります。

    ですから、電話で説明する場合には明確なポイントを説明しています。

    「○○の交差点をご存じですか?」

    「はい 知っています」

    「では、そちらから来た場合には、それを左折してください。左折したら信号機を数えてください。4つめの信号機をもう一度左折していただきます。」


    信号機を4つ数えて曲がる。このシンプルなことができない人がいます。

    迷う方は、4つ目の信号機を確認しながら、それを曲がらずに通り越すか、なぜかその手前で曲がっている。

    そして、電話を入れてきます。

    「迷ったのですが」

    「4つめの信号は分かりませんでしたか?」

    「3つ目で曲がったのです。」

    「では、戻って、4つ目を曲がってください。」

    「そうしてみたのですが、迷っています。」

    「では、今何がみえますか?」

    「4つ目の信号を通り越したところの橋がみえます」


    意味不明です。

    なぜ説明通りに4つ目の信号を曲がらないのでしょうか。

    意図せず迷っているのではなく、あえて迷っているとしか言いようがありません。

    さらに、ほとんどの場合、大幅に予約時間に遅れている。

    普通に迷った人は、予約時間の直前に迷った連絡が入ります。

    しかし、このタイプの人は、予約時間から10分から20分経過したころに連絡がはいります。

    これまでの経験から、このタイプの人は、話の理解力や判断力が独特なのだと思います。


    治療にはお互いの信頼関係が必要です。

    また治療を受ける患者にも一定の能力が必要で、話の理解力なども重要な要素と言えます。

    このタイプは当院として受入不可と言わざるを得ません。

    ハリポ鍼灸室は、予約制でマンツーマンの治療をお約束しています。

    マンツーマンで治療を行うという性質上、一日の定員は8-10名程度となります。
    このため、状況によっては予約がとりにくい場合もあります。

    予約状況はこちらでご覧いただけます。
    http://info.haripo.net/

    参考までに、下記は、ある一日の実際のスケジュールです。

    =====午前=====

    60代 女性 膝関節痛
    30代 女性 不妊治療
    50代 女性 通常往診 末期癌による愁訴緩和
    80代 男性 保険往診 脳卒中後リハビリマッサージ

    =====午後=====

    40代 男性 ストレスによる不定愁訴 自律神経失調
    10代 女性 腰部背部痛 (スポーツ由来)
    20代 女性 不妊治療
    40代 男性 不妊治療 腰部下肢痛
    30代 女性 不妊治療
    30代 女性 不妊治療

    私は以前、個人病院ではたらいていました。

    外来の理学療法が主な仕事で、毎日本当に多くの患者さんに対応していました。

    助手の期間も含め、7年程度在籍していましたが、その間に担当していた患者さんで、何らかの理由でお亡くなりになれれたのは1名だけでした。

    私は開業以前までは、鍼灸は「死」からはいささか距離のある、病気なら「初期の段階」に対応するものだと思っていました。

    しかし、現実はそうでもありません。

    毎年のようにかなり深刻な相談がよせられ、引き受ける場合には、鍼灸にできることをきちんと理解していただいた上で対応させていただいております。


    さて、たとえば癌など余命宣告をうけたような場合には、代替療法などに活路を見いだす傾向があります。

    そのような中で「鍼灸」も選択枝になってくるのでしょうが、そのような状況に至っては「特定の苦痛の緩和」などに限定した場合に効果があるといえる範囲だと理解しています。
     

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