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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    7月28日は 午後4時30分ごろまで電話が不通の状態になり、ご迷惑をおかけいたしました。

    これは、前日の雷の影響で、通信設備に故障が発生したためです。

    当院は、NTTの光電話を利用しています。
    一般の電話と違い、停電時などにも不通となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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    鍼灸の効果にも個人差があって、レスポンスがよくないタイプから、きわめて良いものまで様々です。


    さて、そういう中には「良い」を通り越して、過剰に反応するタイプというのがあります。

    過剰なタイプは、神経質な感じの人に多く、いわば一種のヒステリー症状と考えることができます。

    体質として過敏というわけではなく、そのときの精神状態等が背景にあって、その結果として過剰に反応するのだと思われます。


    では、全部がヒステリー的かといえば例外があります。

    それは、感受性が能力として繊細なタイプです。
    私はこれをアート体質 (芸術家体質)と名づけました。

    例えば、音でも絶対音感というのがあるでしょう。
    音楽家やピアノの調律師のように、通常の人では判別できない音の周波数の違いを識別できる能力ですね。
    感覚の感度が、普通の人と違う。

    アート体質は、ヒステリー的に無差別に騒しくバンバン反応するのではなく、治療としての入力を、自分の身体反応で感受して「ああ!、これは良い」とか「これは、気持ちが悪い」をきちんと識別します。

    その識別は、治療を提供する側からみても的確で、尊敬に値します。

    しかし、本人は、周囲の状況に身体がリアルに反応するので、とても不便を感じたり、極端な場合には、社会に適応しにくい現実があるようです。
    鍼灸の臨床の現場で、偶然発見する機会が多いのが「帯状疱疹」です。

    「ここが痒いのですが、何かなっていますか?」と患者さんから質問され、診てみると帯状疱疹であるとか、治療のために服をまくると、そこに帯状疱疹(らしき)発疹があるという次第です。

    帯状疱疹は、水疱瘡と同じウイルスで、過去に罹患した水疱瘡のウイルスが潜伏していて、これが発症すると言われます。

    今日も、腰をまくったら、そこに帯状疱疹らしき発疹群のある方に遭遇しました。

    「これ、痒かったり、ピリピリ痛かったりしませんか」

    「ええ、そんな感じです」

    「このあと皮膚科を受診することをお勧めします。この発疹は帯状疱疹の疑いがあります」

    「えーー! 鍼やお灸でなおりませんか?」

    「帯状疱疹の痛みや痒みに対して、これを緩和する方法は鍼灸でもあります。でも、まずは皮膚科などを受診して診断してもらうことが先決です」

    「皮膚科でないと駄目ですか?」

    「内科でも対応できることが多いと思います。電話で問い合わせてから受診するとよいとおもいます。」

    と、いつも同じような会話に発展するのですが、受診が早期であればかなり軽度に済むことも多いようです。

    出産後に、なかなか体重が減らないとか、むしろ増えてしまうような場合には骨盤の状態をチェックする必要があります。

    先日、紹介でいらした方は、出産以降むしろ体重が増加傾向だとのとこ。

    観てみると、骨盤の歪みは少ないが、姿勢の特徴も影響して食欲が旺盛でなかなかコントロールできない状況でした。

    そこで、骨盤を締める手技を行い、自宅でできる体操を2説明し、さらに耳鍼をして食欲を少しでも抑えるような方向へ治療を行いました。

    ところで、ダイエットとしての耳ツボはよく知られていますが、この耳のポイントは、刺激すれば痩せるというような効果ではなく、あくまでも食欲を我慢した場合のイライラ感などを軽減することが目的です。

    そのような効能を「ダイエット」というのは大げさだと思っていますので当院では耳ツボを「無料」のオプションとしています。

    ちなみに、この方には初日としては期待以上の効果があったようで、茶碗に半分だけ盛られたご飯の写真が添付されたメールが送られてきました。

    いろいろな報告メールをいただきますが、ご飯の写真は始めてでした。(笑)
    朝からうれしい電話とメールがそれぞれ1件。

    電話は、治療のキャンセルの申し出。
    キャンセルがそんなにうれしい話?

    このケースは、家で家事をしていたら筋を痛めたみたいで、体をある方向に動かすと腰が痛むというので予約をいただきました。

    その方は、その日より2-3日まえに治療に来ていたので、およその体のバランスなどの状態は想像できます。

    本人はすぐに治療を希望でしたが、予約状況の関係で2日後の予定になっていました。

    その電話の際に、「おそらく、2日経つころにはすっかり良くなる可能性が高い」と説明していまして、まさに予想通りの経過により、予約のキャンセルとなった次第です。


    メールは、治療を受けて帰宅された直後に発信されたものです。

    股関節などに痛みがあるということで、生まれて初めて鍼や矯正などの治療を受けられました。

    治療が終わった直後では、自覚症状があまり改善しておらず、本人も効果について懐疑的な印象だったと思います。

    ですが、治療を行った私の観察では、治療の狙い通りに体が変化していると観ていましたので、1-2時間後になれば痛みなどの症状に改善が期待できると説明していまして、まさにその通り、帰宅するころになったら効果がとれも実感できたという、経過報告のメールでした。


    体が良くなるためには、変化の手順や時間的な経過が必要だと考えています。

    それらを十分に考慮して、体を観察すると、とても巧妙な治癒の流れが見られることがあるものです。
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