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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    ここ福島県でも、地元の大手スーパーなどには地元や近県産の野菜が、当たり前にならぶようになりました。
    放射性物質の付着などが、検査の結果、基準値以下になって安全と判断されたことによるものと思います。

    ところで、最近の風潮として、「安全とされるものを食べない、購入しないのは、それ自体が風評と言うべきもので、復興の妨げになると」言いたげな雰囲気を感じます。

    マスコミも、一様にそのような方向へのリードを繰り広げていますが、どうなのでしょう。

    例えば、農薬でも、農薬を使っていると承知で購入する事と、無農薬を選択することが出来る世の中です。
    使用されている農薬が安全とされるのを承知で、それでも無農薬の野菜を購入することがあっても、めずらしい消費行動ではありません。

    あえて、汚染地域から遠い産地の野菜を選ぶ消費行動があったとしても、それを「風評」などという言葉で括ることには、違和感を感じます。

    ところで、私は、安全とされる汚染地域の野菜には、その安全と判断したサンプリングの数値を表記して販売すべきと思いっています。
    国は、「安全値なのにいちいち具体的な数字を出すと、風評につながる」と言っていますが、それは逆ではないでしょうか。
    安全値そのものの信頼性を疑う人が存在すると考えられる以上、数字が出ないとかえって憶測を招きます。
    安全値でも、ゼロからギリギリまで幅がありますから。

    気にする人にとっては、おそらく、安全かどうかなど問題でないのです。
    可能なら1ベクレルだって摂取したくない。
    ただ、それだけの思いだと思います。
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    原発事故により、福島県や風下の地域の方々の心配は計り知れないものがあります。
    報道をみていますと、現状においては、福島県内でも、一部を除き、ほとんどの地域で放射線の心配はないと言われていますし、水や野菜などの汚染状況も、直ちに健康被害がないと表現されています。

    このようなケースにおいて、個々のリスクを考えてみると、年代によってもリスクは一様でないことが言えるのではないでしょうか。


    例えば、70歳代や80歳代の方は、放射性物質の影響を多少受けたとしても、おそらく寿命や健康状態にはあまり影響しないと考えることが出来ます。
    影響があったとしても、そもそもの寿命の方が先くると、おおざっぱに想像出来ます。
    そうであるなら、無理に避難所などに退避させて無用なストレス与えるより、屋内退避とか、通常の生活を送ってもらう方が、メリットが大きいという選択もありえます。


    一方で、小さな子供であるなら、「放射能などの影響は、すべてが判明していない」という前提において、未知のリスクに備える上でも、避けることが可能であるなら避けた方がより賢明であると思います。


    さて、話は変わりますが、今年は放射能汚染を嫌い福島県に観光客がくる可能性は極めて低いでしょう。

    先も、友人との話題で、ノーセンスでブラックユーモアでありますが、
    「低レベルの放射能はむしろからだによく癌が治る。玉川温泉まで行くなくても福島県で大気を浴びよう」などのキャンペーンをはったらどうだ?などという話しになりました。

    そうしたら、訪問診療をおこなっている知り合いの医師なのですが、患者さんの家で「この位の放射線はむしろ体に良いし、癌も治るぞ!私など原発事故で、放射線が高くなってから体調が良い(医師だが自らも癌患者)」と言ってあるいているらしく、患者さんの畑の作物を「体に良いから」と、すすんでもらって食べているという話しが聞こえてきました。

    どのくらい本気でそれを言っているのかは不明ですが、もしも、患者さんの不安を解消するための方便なら、たいした行動力と思います。

    ところで、日本には天然の放射能温泉があります。
    地元福島も、母畑温泉などは有名で、明治時代には薬水として温泉水を輸出していたと言います。

    この放射能の濃度だけで調べると、新潟県の村杉温泉 薬師の湯3号井戸の濃度などは飛び抜けて高いようです。

    マッヘ71(最高値マッヘ204.7)だそうで、放射線の単位のことなど全くわかりませんが、最近有名になった「ベクレル」という単位に直すと、1マッヘは13.5ベクレルだそうで、つまり71×13.5=958.5ベクレルとなり、また最高値の204.7だとすると2763ベクレルにもなります。

    これは半減期が4日程度のラドンのものなので、一様に比較はできないでしょうが、水道水で100ベクレルで乳児には与えるなという基準からすると、びっくりするくらい高い数値だと思います。

    しかし、体に良いとなると、このような数値も高い方が効果があるような気がしてくる。
    人の価値観はそういう矛盾を有しているものかもしれません。
    「私、すごく重症です。もう大変なんです」と、足取りも軽やかに、来院された古参の患者さん。

    「もう、寝返りをするときや、立ち上げる時に腰が『びーーーん』と痛くて、こんなにひどい人って他にいるのでしょうか。私、ほんと重症だとおもいます!嗚呼」

    重症の腰痛なら軽やかな足取りで来院されることはまずありません。突っ込みを入れたい気持ちは満々ですが、症状はあくまで主観ですから、どのようにおもってもそれはそれで正しい「感想」です。


    鍼灸師になってすぐの頃は、こんな大げさな物言いをする患者さんは率直、嫌いでした。
    しかし、今はそうでもありません。
    むしろ悪気がなく面白い愛すべき個性だと思います。

    そして、そもそも重症でもないのですから、すぐに軽快する。
    「あんなにひどかったのにすぐに良くなった!すごい!」となるのです。
    先日のNHKためしてガッテン。テーマは更年期の辛い症状であり、更年期のホルモン補充療法について取り上げられておりました。

    見ていて、思わず苦笑したのが、「これまでは、ホルモン補充療法は発がんリスクなどが指摘されていたが、それは古い研究データであり、最新の研究データでは短期なら問題ないと判明した。だから癌が心配などいうのは古い。新しいデータを知ってください。」という趣旨の件です。

    私は、その論文もデータも実際に存じませんが、詭弁と言うか、データの都合のよい解釈であることは、少し考えれば明白と思いました。

    短期なら大丈夫というところがミソです。番組では3年位のことを言っていました。

    そもそも、癌は易々と短期に仕上がるものではないでしょう。
    1個の癌細胞が「癌」と言えるような体裁に成長するのには、ある程度の年月を要すると思います。
    つまり、最新の研究でわかったのではなく、NHKが古いと表現したそのデータも、そもそも短期では統計差が発生していなかったと考えられます。当たり前な事です。


    「短期なら」という断りつきですから、長期ではリスクがあると認めているわけで、だから長期の場合には定期的な検診が必要だとも言っております。

    ここでも忘れていけないのは、検診は病気の存在を知る術で在って、病気の予防法や治療そのものではないとい言うことです。

    だから検診を受けていれば安心などと受け取られるような表現は、そもそも言えたものではありませんが、番組ではそういう演出である印象を受けました。

    また、検診を受け続けることによる身体的、経済的、負担も十分に伝えていないと感じました。
    補充療法にはリスクがあるわけですから、検診を続けていると、ある年月くらいからグレーの検査結果がでる確立が上がり、検診以上の検査を受ける機会が増える潜在負担の可能性があります。精密検査の結果「白」でもそれはその時点の話しですから、その次からは、ある程度の水準の検査が要求されるかもしれません。

    そのような番組の構成に対する懸念を裏付けるように、今日来院された患者さんがこの話題に触れて、「私もホルモン補充療法は発がんの心配で敬遠していたのだけれど、番組をみたら新しい研究で大丈夫と言うし、症状が緩和されたり骨密度が上がったりメリットがあるから、ちょっと興味がわいてきた」と切りだしてきました。

    私としては、どのような治療にもメリット、デメリットは存在すると思っています
    ですから、ホルモン補充療法そのものを肯定、否定することは出来ません。すくなくても、それを判断する材料が私の中に少なすぎます。
    しかし、今回のような番組構成は、一種のミスリードだと思います。話題を切りだしてきた患者さんにはそのことをお伝えしました。
    私は、開業以来、少なくても月に1回以上は、何らかの研修や指導の機会を得て、技術等の向上に努めています。

    最近、二つの、とてもよい体験指導を受ける機会を得ました。

    一つは「操体法」です。

    左右などの対になる方向性の、楽な方へ動作をして脱力を行うことで矯正する方法とでも言いましょうか。
    考案者の故)橋本先生は医師でしたが、民間療法の効果のある方法をいろいろ模索して、たどり着いた手法と言われます。

    操体法は、たくさんの参考になる書物がありますし、原理はシンプルなので、だれにでも行いやすく安全な方法と思います。
    ただ、シンプルなものほど、文章としては表現できない「コツ」というもがあるもので、高い次元の効果を期待するなら、より上手な施術者の指導や治療を受けることがもっとも近道です。

    今回、操体法は、宮城県仙台の今治療室(http://soutai-kon.com)にお邪魔して指導をお願いしました。今昭宏先生は操体法では有名な先生のお一人です。

    技術の向上が目的で、自らが治療を受ける立場として指導を受けたい趣旨、了解を得ての訪問です。

    今先生は、とても柔和な印象で、言葉の語尾に独特の東北訛りのイントネーションが絡む所に、患者さんの緊張を解くであろう、素朴な雰囲気をかもし出しています。
    余談ですが、先生の雰囲気(オーラなんて表現する人もいますね)は、治療効果を左右する要因の一つと私は考えています。

    いくつかの指導を受けましたが、もっとも参考になったのは、施術で介入した身体に直後に起こる「余韻」です。
    この余韻について説明するのはなかなか難しですが、「後味」とでもいったらよいでしょうか。

    例えば、食の場合に、本当に美味しいものを食べた時には、口に入れた瞬間もそうですし、飲み込んで、しばらくしても、感動があとを引ことがあります。極端な場合には、お店を出た後も、「ああ、本当においしかったなー。また機会があれば食べたいなあー」という幸せの余韻がのこることがありますね。
    そういう感じです。

    治療者は、治療を行っている瞬間が治療と思いがちなのですが、その後に起こる身体の変化の味わいも、もっと視野に入れる必要を考えさせる、よい体験でした。


    もう一つの指導体験は、新潟県佐渡の合氣堂鍼灸養生院(http://sadoaikido.wordpress.com)萩原俊明先生のところへ訪問して、彼のブログ 反証的、鍼灸・手技・心理臨床(http://sansetu.exblog.jp)の中で度々でてくる「揺らし」という技法についてのレクチャーを受けたことです。

    萩原先生の治療院は、テレビ番組の「人生の楽園」にでも登場しそうな、田畑の中の古い民家で、長期に住む気もなく気軽に佐渡に渡って生活する内に、すっかり気に入って、そのまま住み続けているとの事でした。
    先生は、このまま歳をさらに重ねたら、映画などに登場する「ひょうきんさを内包する老師」にでもなるような独特の雰囲気をお持ちです。

    また、治療院の名前にあるように、合気道の師範でもあるようで、その方面では名の知れた方のようです。

    そういうこともあって、本来の目的「揺らし」のレクチャーの後に、ミニ合気道レクチャーがあり、「合気上げ」という技について「不動の動」なる奥義の説明を受けたのですが、これが私の常套としている手技に、かなりのヒントを与えてくれました。
    例えば、緊張している筋肉を定圧して弛緩に導く技法の導入部分に、この技の要素を入れると、これまでより向上した技術となり得るのです。

    ただ、この場合、注意すべきポイントが一つあることも同時に気づきました。
    萩原先生の技、(揺らしなど)とても繊細でソフトな介入なのですが、受けてみての率直な印象はどこか「硬気功」を感じさせる雰囲気があるという点です。

    硬気功とは、武術につかう(間合い)の在り方で、その技が相手を「制圧」するような隙をついて入ってくる印象です。
    萩原先生の場合、厳密には、制圧するような間合いを消しているのですが、必要ならそのような隙をいつでも突けるという余白を感じさせるのです。
    「合気上げ」の要素をなるべく再現すると、どうしてもそんな印象も同時にでてくるとことが面白くもあり、自分なりに改善したいと思う点でもあります。

    いずれにしても、技術のコツをおしまず開示して親身に指導してくださる姿勢に、心底から頭が下がる思いでした。ありがとうございました。
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