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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    食欲がないということと、お昼になったがお腹がすかないというのは違います。
    ほとんどの場合、空腹になるまで待てば、食欲もでるからです。

    同様に、夜の9時に布団に入ったが、なかなか寝付かれないというのと「不眠」は違います。
    眠くなってから寝れば良いだけの話で、それは不調でも病気でもありません。

    規則正しい生活を、時間通りに食べて寝ることだと信じている人は多いです。
    しかし、そのような生活と生理的要求が一致するとは限りません。
    食欲がないとか、不眠だとかいう高齢者のほとんどが、時間の上では規則正しい生活を実践しているタイプに多い印象です。

    先日もこのような話がありました。

    先生、私不眠症なんです。寝付きは悪いし、夜中に目が覚めるともう寝られずに、朝までうとうとです。

    そうですか。ところで、何時に就寝するのですか?

    9時です。

    夜中に目が覚めるのは何時ですか?

    2時頃です。それからは朝まで眠れません。眠れないというのもつらいですよ、先生。

    それで、起床は何時ですか?

    5時にはすっかり目が覚めています。でも何もすることがないので6時に布団から出ます。

    わかりました。では毎日12時に就寝するようにしてはいかがですか?9時に就寝して2時に目覚めるなら、12時に就寝すればおそらく5時までは目が覚めないでしょう。それでちょうどです。

    でも、それでは睡眠不足になりませんか?

    睡眠が不足すれば、眠くなるだけで、それは不眠のあなたにとって都合が良いことではないのですか?そもそも今の状態で、日中眠いとか、体調がおかしいということがあるのでしょうか?

    いいえ、そういうことはありません。

    でしたら、あなたのおっしゃっていることは、本来の不眠とは違います。お昼の時間になっても空腹になりませんというような話と一緒です。空腹になってから食べればよいだけの話で、この場合でも、しっかり眠くなってから就寝すればよいだけの話です。

    それでは規則正しい生活にならないではないですか!?

    規則正しい生活の結果、あなたに苦痛が発生しているなら、そのパターンを見直せばよいわけです。深夜12時に就寝すると決めても、それはそれで規則正しい生活でしょう。

    ........(患者さん苦笑)。
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    私)いかがでしょうか。数回にわたって治療を行いましたが、何らかの効果などを実感されますか?

    患者さん)いいえ、はっきりした変化はわかりません。

    私   )そうですか。ではここ2週間の調子はいかがですか?

    患者さん)それが、悪くならないのですよ。普通なら、ストレスを感じるような時にはいつも体調が悪化するのですが。

    私   )なるほど。では、その分だけ体調が底上げされているというか、元気のレベルが上がっていると思われますがいかがでしょうか?

    患者さん)私もそう思います。


    =患者さんとの会話から=

    自分の体が良くなっているか、変化しないかを感じ分けるのは、実は意外に難しいものです。
    痛みが消えたとか、動かない関節が動かせるようになったという症状だけで評価するのであれば、それは単純かもしれません。

    しかし、全体の体調や元気さの程度となると、話は単純ではないものです。

    場合によっては、「指摘されて」初めて気づくことも多いことでしょう。

    この会話のケースでは、効果は実感しないといいつつ、しかし普段なら悪くなる体調が悪化しないという矛盾した回答をされています。


    一般に体の具合の悪い場合には、悪い「種」を探す傾向があります。

    10の所見があったものが3まで減った場合でも、「でも、まだ3もあります」と言う具合です。良くなった事実をなかなか認めようとしません。

    このような場合でも「7も減りました! あと3くらいしかありません!」と言う人がいれば、その後の回復も早いものです。

    その方の「視線」が、どちらに向いているかによって、回復の歩みも違ってくるのが現実です。
    朝方になると体の右半分が痛みます。

    このような場合、皆さんは「朝方」を何時ごろと想像するでしょうか。

    私はせいぜい4時とか5時を想像します。

    でも、この感覚はみなさんまちまちなので、具体的に時間を質問することは意外に重要です。


    この方にも尋ねてみました。

    「朝方ですね。.....それは、何時くらいのことですか?」

    「いつも2時くらいです。」


    .....やはり尋ねてみてよかったです。

    私の感覚では、それは朝方ではなく深夜ですから。

    北京オリンピックの最中です。


    水泳の北島選手のニュースででてきた、小学生と交流シーンの1コマ。

    「本番の前に緊張したりドキドキしたりすることはないのか?」

    「ある、いつもドキドキ ばくばくする。でもそれが楽しい。それを楽しんでいる」(要約)



    実感として表現できる人の生理反応というのは実はあまりバリエーションがありません。

    ボーっとする
    ドキドキする
    冷や汗がでる
    息があがる
    手足が震える
    尿意を感じる
    鳥肌が立つ

    など、本当にわずかでしょう。

    重要なのは、生理的反応をどのように解釈して、どのような情動として反応しているかにあります。

    ドキドキをネガティブに捉えると、動悸がするということになります。
    北島選手のように、ポジティブに捉えると、この興奮が気持ちよいということになります。


    病気が得意の人というのは、生理反応をいちいちネガティブに考える癖があります。

    そのような人は、薬などによって生理反応をコントロールすることに偏りますが、本当はドキドキといった生理反応の解釈と、その解釈に反応するパターン(心配する、おかしいと思う、悪い出来事だと思うなど)を変える必要があることは、明らかです。

    「なんだか、自然に顔がニヤニヤした感じになります」

    急性の腰痛で来院された方が、帰りがけに述べた感想です。

    「ニヤニヤした感じ」のニュアンスを説明するのは難しいですが、ニヤケの程度としては、おいしいものを食べて思わず笑みがでた、そんな感じでしょうか。

    そして、

    「なんだかか身体が温まって、この辺が汗ばむ感じになって、ふわーーと軽い感じになって、ああ、身体に何か起こっているのーって感じです!」

    つまりは、なんだかわからないけど、様々な身体反応が次々に発現して面白かったということなのですが、これは私にとって最大のほめ言葉です。

    効果以上に、何かに感動していただければ、とてもうれしいです。
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