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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    出産によって弛んだ骨盤の関節を引き締めるには、母乳はでたほうがよいのです。

    これは母乳を出すためのホルモンに、出産のために弛んだ靭帯(関節を固定する組織)を引き締める作用があるからです。

    でも乳房マッサージって、案外大変と思っていたら、助産師さんのブログで簡単な方法が説明されていました。

    そのあまりの簡単さに関心したのでリンクをさせていただきました。

    http://marujosanshi.blog68.fc2.com/blog-entry-100.html

    内容の一部抜粋です。

    体を少し前かがみにすると、重力でおっぱいはブラ~ンとします。
    その状態で、体を揺らしたり、手でおっぱいの根元を揺すったり、
    そんなことをちょっとするだけで、
    おっぱいが柔らかくなり、体も温まります。
    ついでに肩を回したりすればなお良いです。
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    体外受精直前に鍼治療を行うと、妊娠率が高まるという報告があります。

    ドイツで行われた研究によると、160人を二つのグループに分け、一方には受精の直前に鍼治療をおこない、片方のグループにはなにも行わないで、妊娠率を比較しました。

    すると、鍼治療を行ったグループの妊娠率が42.5パーセント。
    なにもしなかったグループの妊娠率が26.3パーセントと有意な差が見られたと報告されています。

    Additional acupuncture increases in vitrofertilisation success rate over usual care FACT2003;8(1):46-8(no.98)


    さて、鍼治療は子宮の血流を改善するという報告があります。

    当院においても、不妊症で、子宮の内膜が薄いとの指摘をうけていた患者さんの多くが、鍼治療の開始から3ヶ月後位の検査では、正常レベルに改善されています。
    これも子宮の血流改善などが、その大きな要因ではないかと考えています。

    排卵誘発剤などの薬物治療にしても、人工授精を行うにしても、
    それらと併用して鍼灸を行うこと、妊娠率がたかまると私は考えています。

    当院の携帯向けホームページでは、逆子のお灸の方法を紹介し、また希望なさる方にはお灸をお送りしております。
    http://www.ann.hi-ho.ne.jp/haripo/i20.htm
    (レイアウトを気にしなければパソコンからでも閲覧可)

    逆子のお灸は特に35週目までなら75-85パーセントの高い効果があるといわれています。

    先日も報告のメールをいただきました。

    山形県天童市 K.S様

    こないだお灸を送っていただきありがとうございました。説明書を読みながら早速何度か試してみました。その結果今日病院で診察を受けたところ、なんと見事逆子が治ってるよと言われました。もうびっくりで信じられません。どんな逆子体操をしても効果がなかったのに..なんとお礼を申しあげたらよいのか、もう感謝の気持ちでいっぱいです。今はさらしを使ってまた逆子にならないようにしっかりと固定しています。本当にありがとうございました。周りに困っている人がいれば是非紹介してあげたいと思っています。

    難しい方法ではなく、重篤な副作用はないと言われていますので、試す価値は十分にあると思います。

    過去に椎間板ヘルニアと診断されたことのある妊婦さんにとっての心配は、妊娠によって腰痛がひどくなるのではいかということでしょう。

    確かに、妊娠によって腰椎の前彎がきつくなり、腰部の負担は増大しますから、論理的にはヘルニアは悪化しそうなものです。しかし、私の経験の範囲では、かならずしもそうでもない印象です。そもそも過去のヘルニアの診断の中にはかなり怪しいもが多く、実はヘルニアなどでなかったのではないかと疑われるものも多々あります。あなたも、そういう怪しいケースかもしれませんよ。

    妊娠と椎間板ヘルニアをテーマにした論文があるかと、利用している論文検索サイトで調べましたが、報告はみあたりませんでした。たくさんありそうで一つもない。だれも何にも発表しないということであると、他所でもあまり症例がないのではないかとかんぐります。

    椎間板ヘルニアの主症状は麻痺(動かなくなる、感覚がわからなくなる)であって、痛みではありません。言い換えれば、痛みの原因はヘルニアとはあまり関係ないかもしれないのです。

    私は、過去にヘルニアであったという理由で、妊娠中の腰痛を過剰に心配する必要はないと思います。

     

     

    二人目を出産なさった方の出産が、一人目よりスムーズであったかどうかを聞き取りしています。

    その結果を、前回母乳がでたかどうかで分けてみると、前回の出産後に母乳がでなかった人のほうが、次の出産が辛い傾向だということを感じます。

    出産というのは、産んだら終わりというのではなくて、産んだあとに母乳がでて、母乳があがり、生理がもどるというその辺りまでが、妊娠の一つのまとまりであり、出るはずの母乳が出ないというのは、経過に不自然があるということなのかもしれません。

    私見としては少なくても3ヶ月くらいは出ていたほうがよさそうです。

    助産師さんあたりで、どなたか正確な統計を取っていただくと、母乳が赤ちゃんにとって「良い」「悪い」という視点ではなく、母体の経過に与える影響も見えてくると思っています。

     

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