当院の携帯向けホームページでは、逆子のお灸の方法を紹介し、また希望なさる方にはお灸をお送りしております。
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/haripo/i20.htm
(レイアウトを気にしなければパソコンからでも閲覧可)
逆子のお灸は特に35週目までなら75-85パーセントの高い効果があるといわれています。
先日も報告のメールをいただきました。
山形県天童市 K.S様
こないだお灸を送っていただきありがとうございました。説明書を読みながら早速何度か試してみました。その結果今日病院で診察を受けたところ、なんと見事逆子が治ってるよと言われました。もうびっくりで信じられません。どんな逆子体操をしても効果がなかったのに..なんとお礼を申しあげたらよいのか、もう感謝の気持ちでいっぱいです。今はさらしを使ってまた逆子にならないようにしっかりと固定しています。本当にありがとうございました。周りに困っている人がいれば是非紹介してあげたいと思っています。
難しい方法ではなく、重篤な副作用はないと言われていますので、試す価値は十分にあると思います。
過去に椎間板ヘルニアと診断されたことのある妊婦さんにとっての心配は、妊娠によって腰痛がひどくなるのではいかということでしょう。
確かに、妊娠によって腰椎の前彎がきつくなり、腰部の負担は増大しますから、論理的にはヘルニアは悪化しそうなものです。しかし、私の経験の範囲では、かならずしもそうでもない印象です。そもそも過去のヘルニアの診断の中にはかなり怪しいもが多く、実はヘルニアなどでなかったのではないかと疑われるものも多々あります。あなたも、そういう怪しいケースかもしれませんよ。
妊娠と椎間板ヘルニアをテーマにした論文があるかと、利用している論文検索サイトで調べましたが、報告はみあたりませんでした。たくさんありそうで一つもない。だれも何にも発表しないということであると、他所でもあまり症例がないのではないかとかんぐります。
椎間板ヘルニアの主症状は麻痺(動かなくなる、感覚がわからなくなる)であって、痛みではありません。言い換えれば、痛みの原因はヘルニアとはあまり関係ないかもしれないのです。
私は、過去にヘルニアであったという理由で、妊娠中の腰痛を過剰に心配する必要はないと思います。
二人目を出産なさった方の出産が、一人目よりスムーズであったかどうかを聞き取りしています。
その結果を、前回母乳がでたかどうかで分けてみると、前回の出産後に母乳がでなかった人のほうが、次の出産が辛い傾向だということを感じます。
出産というのは、産んだら終わりというのではなくて、産んだあとに母乳がでて、母乳があがり、生理がもどるというその辺りまでが、妊娠の一つのまとまりであり、出るはずの母乳が出ないというのは、経過に不自然があるということなのかもしれません。
私見としては少なくても3ヶ月くらいは出ていたほうがよさそうです。
助産師さんあたりで、どなたか正確な統計を取っていただくと、母乳が赤ちゃんにとって「良い」「悪い」という視点ではなく、母体の経過に与える影響も見えてくると思っています。