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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    整体と聞くと、多くの人は体の歪みを正しい状態に戻す行為だと考えているようです。
    また、そのような単純な着眼で整体を行うところが多いものです。
    しかし、高度な整体は、曲がっているものを、ただ直すような単純な板金術ではありません。

    整体の目的は、全力を出し切ることができる心身の状態にすることです。
    歪みを正したり、病気を治したり、痛みをとることがテーマではありません。

    全力を出し切るというのは、実は難しいものです。
    とくに、自分自身を、病気だとか、体が弱いとか、そのような状態と思い込んでいる人に、全力を発揮させることは難しいでしょう。

    ところで、たとえそのような人でも、自分の家が火事になったら、無我夢中ですごいことができるかも知れません。
    火事場の馬鹿力といいますが、そのときの状態がいわば「整体」です。

    病気の人でも、体の痛い人でも、そのときはすごい力を発揮する。

    無我夢中だからすごいことができるのではなく、
    むしろ、その人の常の意識状態が、体を使い切らない方向へ固着しているのではないでしょうか。

    つまり、整体とは究極的には無意識の意識改革を伴うものです。
    そのきっかけとしては、手技ばかりでなく、火事のような状況刺激でもよい。

    そして、全力を発揮できなくなっている「思い込みのようなもの」をどう処理するかがもっとも重要です。
    矯正は、いわば心に対して行うもので、身体の歪みなど本当はあまり重要ではないのです。

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    出産によって弛んだ骨盤の関節を引き締めるには、母乳はでたほうがよいのです。

    これは母乳を出すためのホルモンに、出産のために弛んだ靭帯(関節を固定する組織)を引き締める作用があるからです。

    でも乳房マッサージって、案外大変と思っていたら、助産師さんのブログで簡単な方法が説明されていました。

    そのあまりの簡単さに関心したのでリンクをさせていただきました。

    http://marujosanshi.blog68.fc2.com/blog-entry-100.html

    内容の一部抜粋です。

    体を少し前かがみにすると、重力でおっぱいはブラ~ンとします。
    その状態で、体を揺らしたり、手でおっぱいの根元を揺すったり、
    そんなことをちょっとするだけで、
    おっぱいが柔らかくなり、体も温まります。
    ついでに肩を回したりすればなお良いです。
    体外受精直前に鍼治療を行うと、妊娠率が高まるという報告があります。

    ドイツで行われた研究によると、160人を二つのグループに分け、一方には受精の直前に鍼治療をおこない、片方のグループにはなにも行わないで、妊娠率を比較しました。

    すると、鍼治療を行ったグループの妊娠率が42.5パーセント。
    なにもしなかったグループの妊娠率が26.3パーセントと有意な差が見られたと報告されています。

    Additional acupuncture increases in vitrofertilisation success rate over usual care FACT2003;8(1):46-8(no.98)


    さて、鍼治療は子宮の血流を改善するという報告があります。

    当院においても、不妊症で、子宮の内膜が薄いとの指摘をうけていた患者さんの多くが、鍼治療の開始から3ヶ月後位の検査では、正常レベルに改善されています。
    これも子宮の血流改善などが、その大きな要因ではないかと考えています。

    排卵誘発剤などの薬物治療にしても、人工授精を行うにしても、
    それらと併用して鍼灸を行うこと、妊娠率がたかまると私は考えています。
    小児の鍼は刺すことなく、専用の針で皮膚を擦る、タッピングするなどの手法で施術を行います。
    苦痛はなく、慣れてくると「気持ちいい」と言います。

    夜泣き、疳の虫といった神経過敏症状から、風邪や消化器系の不調など、幅広い効能があります。

    小児の治療は数分で終わります。

    また治療回数も1回で済む場合が多く、当院の場合、費用は1,000円です。(一般的な施術の場合)小児の鍼は刺すことなく、専用の針で皮膚を擦る、タッピングするなどの手法で施術を行います。
    苦痛はなく、慣れてくると「気持ちいい」と言います。

    夜泣き、疳の虫といった神経過敏症状から、風邪や消化器系の不調など、幅広い効能があります。

    小児の治療は数分で終わります。

    また治療回数も1回で済む場合が多く、当院の場合、費用は1,000円です。(一般的な施術の場合)

    ハリポ鍼灸整体室のホームページへhttp://www.haripo.net


    病院で○○と診断されたのですが、どうでしょうか?悪くなっていますか?

    患者さんとの会話で、よくあるフレーズです。

    期待に反するようですが、これに厳密にお答えするなら、「わかりかねます」です。


    現代において病名とは、西洋医学的な立場で病状を分析し、検査し、病名を診断したものです。

    しかし、西洋医学と東洋医学とでは、本質的に見ている世界が違います。

    病院で胃潰瘍ですと診断されても、東洋医学では頭で気が滞っていると診断するかもしれません。そのくらい観点が違うのです。

    病院の診断がどうであろうとも、それは参考情報で、東洋医学では東洋医学の立場で体や症候を分析し、治療方針を立てます。胃潰瘍だから胃潰瘍の治療をするという単純な相関性ではなのですね。

    東洋医学の立場から見えるものに対してなら「良くなった」とかいうこともできますが、他の分野(西洋医学)のことに言及することはできないのです。


    ですが、患者さんの状態を東洋医学の分析をする中で、同時に西洋医学的概念でも分析しているのは確かです。

    これは患者さんの「治療機会の喪失」を考慮するからです。

    簡単に言えば、西洋医学を選択したほうが、メリットが大きいか、そうしなければないらないものを可能な範囲で鑑別し、患者さんがより適切な治療をうける機会を逃さないように心がけるということです。
    そこで、もし、西洋医学が適切と判断すれば病院へ行くことをつよく勧めます。


    参考までに、直ちに病院行きを勧めた事例(過去数年)

    膝が腫れて痛む男性。所見から通常の関節症ではなく、感染による関節炎を疑い、直ちに病院を勧める。実際にそうであり、数日の抗生薬の点滴治療を受ける。


    肋間神経痛といって来院した女性60代。所見から局所の骨折を疑い整形へ。実際に骨折と診断。


    五十肩を理由に来院した女性。他の特異な神経所見からパ-キンソン病を疑い、病院での受診を勧める。
    病院でパーキンソン氏病と診断。


    背中の痛みを訴える女性。所見と既往歴から、癌の骨転移を疑い、病院での検査を勧める。実際に転移見つかる。


    下肢のシビレを主訴とする中年男性。先立って病院でMRI検査を受けて、異常がないと言われてから来院。
    しかし、特異な所見からMRIの検査をもっと高位からし直す必要を強く感じて、違う病院での再検査を勧める。
    結果、脊髄に病変が発見されただちに入院。

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