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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    「からだがととのう」感じを実感したことがありますか?

    私の体験から表現すれば、

    1 視界が明るくなり視野が広がる感じで
    2 周囲の空気が澄んで、遠くの音がよく耳に届き、
    3 姿勢は自然に背筋が無理なく伸びて、自己の重心位置等の身体がよく意識できて
    4 呼吸は深く腹や腰に入る。
    5 心は瞑想の後のように静かで、どことなく愉しい気分がする。

    つまり、五感の感度が高まり、姿勢が中から正されて、心が落ち着いた状態ということになります。

    私は、治療の目的をそのような「からだをととのえる」ことにおいています。

    たとえ歪みのある心身でも、病気を抱えた心身でも、それなりの整いがあります。
    歪みを正すから整うとか、病気が回復したから整うというのではなく、整う感じにはいつでも近づけるのです。

    整えた上で回復を待つ。
    治癒力を高めるとか、治すとか、そういうことを意識するのではなく、とにかく整えて、本人が発揮する心身の能力を信頼します。


    このようなことはなにも治療に限ったことではありません。
    あらゆる場面で出会える可能性があります。

    余談ですが、私は、福島県猪苗代町にある「芳本茶寮」というところで「蕎麦」を食べると、直後に体がととのった感じをよく実感します。
    そこの食事がおいしいとか、素材にこだわっているとか、そのような事はあまり関係ありません。
    とにかく実感として、食べると体がととのう。あきらかに気持ちが良くなる。
    だから今の私の体に合っていると思う。

    そのような実感をもって、体への影響の尺度にしています。
    それはなんの客観性もない絶対的な主観の世界ですが、自己にとって重要で頼りになる感覚です。
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    女性の骨盤は生理などの周期によって「締まる」「弛む」を繰り返しますが、男性の骨盤はそのような顕著な変化はないと言われています。
    しかし、私は体験として、男性でも結構変わることを経験しました。

    先日、新たなスラックスを購入したのですが、これがウエストやヒップにピッタリのものなのです。
    ゆとりのあるものを好む私としては珍し選択でした。

    そのスラックスを数日はいて、ふと気づいたことがありました。
    「集中が良い」日は、スラックスが緩い感じがするのです。
    スラックスが緩いということは、つまり骨盤が締まっているということです。


    さて、「集中が良い」とはどのようなことか、その説明は難しいですが、スポーツなどで言えば「きわめて調子が良い感じの日」といった状態のことです。

    人の身体は、日々、コンディションが違っていて、同じことをしても出来が違うものです。
    スポーツなどでは、そのわずかな違いによって、タイムや結果が大きく左右されます。

    治療の分野も、施術者のコンディションはとても重要なものです。
    直ちに意識集中できるような状態では治療の質も向上します。

    それは例えば治療用の小さな椅子に腰掛けた時によく実感します。
    バッターやゴルファーが、立ち位置や体勢を調整するように、椅子に腰掛けて体勢を模索するときに、ぱっと「これだ!」とという体位(体勢)にきまる。
    日本の文化で言うところの「型にはいる」に相当することなのだと思います。

    それが素直にきまるような時には、骨盤が締まっている。
    それを実感させるエピソードでした。
    妊娠の報告がありました。...といっても今回は不妊治療の方からではありません。
    産後、臀部に痛みがあるというで来院されていた方です。

    さて、この妊娠は本人にとってとても「意外」だったと言います。
    なぜなら、最初の妊娠は不妊治療の末にやっと授かった経緯があるからです。
    しかも、医師からは「自然妊娠は不可能」と診断され、高度生殖医療によって妊娠できたケースでした。

    なのに二人目はあっさり妊娠。現実にはこのような事実が起こるのですね。
    出産は、身体にに大きな変化を伴います。
    その中には、子宮や卵巣の状態まで変化させるものが含まれるのでしょう。


    さて、妊娠は「出産」がゴール(完結)ではありません。
    出産後には妊娠以前の身体へ戻る数ヶ月の過程があります。

    その数ヶ月までを広い意味での「妊娠の期間」として捉え、過程に不自然な負担を与えないようにすることがとても重要だと思います。
    そうすることで、妊娠前の身体の異常などが改善する可能性も高まると考えます。

    当院では産後の骨盤に注目し、歪みや引き締まり具合を改善する指導を行っています。
    (同様の指導を産婦人科の病院で、出産直後の方にも行っています。)
    それは単なる美容目的ではなく、上記の視点から重要と考えているからです。
    最近、日本でも顔鍼がブームになりつつあります。

    アメリカはセレブを中心に、ボトックス(筋肉を麻痺させる薬)でシワを消すとか、コラーゲンを注射するという方法に替わり、顔のリフトアップに鍼が注目されていると言われています。

    そもそも「顔」は、治療の対象になる重要なツボが集中しています。 シワとかフェイスリフトということではなく、全身に影響を与える治療として、以前から普通に行われてきました。

    当院では、目鼻の疾患や顔の麻痺などに多用してきましたが、現在通院中の方で美容鍼を追加希望なさる方には施術を受け付けています。 通常の治療と併用する場合、同じ時間枠の中で可能な場合が多く、その場合、追加の費用はいただいておりません。

    なお、鍼は下記の映像のような太いものではなく、極細の顔専用ディスポ鍼を使います。


    食物依存性運動誘発性アナフィラキシー

    なんだか長い名称ですが、要するに、ある食べ物を食べて、かつ激しい運動をしたときに起こるアレルギーということです。

    用賀クリニック様のホームページで、わかりやすくまとめられています。
    http://yg-allergy.com/ill/ill_zensoku_anaphylaxis.htm

    これによると、魚介類や各種の小麦製品(麺類など)、メロン、キウィ、メロンなどの果物、セロリやトマトなどの野菜、ナッツ類などが原因になるようです。

    また対策としては、食物依存性運動誘発性アナフィラキシーを疑われる場合には、そのような物を食べた後に激しい運動をしないということです。

    また一つ賢くなりました。

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