女性の骨盤は生理などの周期によって「締まる」「弛む」を繰り返しますが、男性の骨盤はそのような顕著な変化はないと言われています。
しかし、私は体験として、男性でも結構変わることを経験しました。
先日、新たなスラックスを購入したのですが、これがウエストやヒップにピッタリのものなのです。
ゆとりのあるものを好む私としては珍し選択でした。
そのスラックスを数日はいて、ふと気づいたことがありました。
「集中が良い」日は、スラックスが緩い感じがするのです。
スラックスが緩いということは、つまり骨盤が締まっているということです。
さて、「集中が良い」とはどのようなことか、その説明は難しいですが、スポーツなどで言えば「きわめて調子が良い感じの日」といった状態のことです。
人の身体は、日々、コンディションが違っていて、同じことをしても出来が違うものです。
スポーツなどでは、そのわずかな違いによって、タイムや結果が大きく左右されます。
治療の分野も、施術者のコンディションはとても重要なものです。
直ちに意識集中できるような状態では治療の質も向上します。
それは例えば治療用の小さな椅子に腰掛けた時によく実感します。
バッターやゴルファーが、立ち位置や体勢を調整するように、椅子に腰掛けて体勢を模索するときに、ぱっと「これだ!」とという体位(体勢)にきまる。
日本の文化で言うところの「型にはいる」に相当することなのだと思います。
それが素直にきまるような時には、骨盤が締まっている。
それを実感させるエピソードでした。
PR