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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    現在、毎月第二と第四土曜日の午後1時30分より、郡山市の三穂田公民館で気功講座の講師をしています。

    以下は前回の講座の冒頭で話をした内容の一部です。



    気功法は、「気」をイメージとして明確に実感し、運用することで様々な結果につなげようとします。

    例えば、体にのある部分に気の流れが悪いところがあれば、そこに気が流れるイメージを強く実感する技法を用いることで、気的バランスをとろうとするわけです。

    その気の停滞が、たまたま起こった一時的な現象であるならば、それである程度の結果につながると思います。
    しかし、気の停滞が、結果として起こっている場合はどうでしょうか。

    これを、ホースの中を流れる水という喩えで考えてみます。

    あるところで、水の流れが滞る。
    簡単な方法として水の流れ(水圧)を強くすることができれば、その部位の滞りがなくなることもあるでしょう。

    しかし、滞らせる原因が、ホースの上に大きな石が乗っているというような状況であるなら、水圧を高い状態にしているうちは流れるかもしれませんが、水圧をさげれば元のように停滞してしまう。

    この場合には、障害である石を取り除かなければなりません。


    私の考える気功法は、一般に行われるような気を強力に運用するというよりも、気循環の障害になる悪条件を改善することで、結果的に気が流れるようにすることです。

    例えば、肩こりを感じる。
    このような時には肩部に気滞があるといえます。

    そのときに、ほんのわずかに首を かしげる、まわす、などなど、微妙に内的筋肉の緊張状態などのあり様を試行錯誤すると、ああ、こうすると肩がスーッと楽になるというセッティングがあるものです。

    スーッと実感が発生するときは、まさに気が流れはじめているわけで、つまり、流そうなどと強い意念を使わなくても、流れる条件がそろえば気は自ずと流れるのですね。

    私は、気を流す強力なイメージはあまり重要ではなく、むしろ気の感覚を手がかりに、新しい内的身体のセッティングを模索することが気功法だと考えています。

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    日本語には、感情などの状態を「虫」という言葉で表現しているものがあります。

    虫が好かないとか、腹の虫が治まらないなどです。

    ところで、戦国時代 (織田信長などの時代)に書かれた東洋医学の本に、体の中の虫を滑稽に描いた絵(空想図)があります。これが結構面白い。

    現物は、九州国立博物館で見ることができようです。

    http://www.kyuhaku.jp/collection/collection_info01_02.html

    352afc16jpeg12月2日に郡山市文化センターで行われる、安積合唱協定第16回定期演奏会のチケットを患者さんから預かりました。
    興味のある方に差し上げます(限定2枚)
    お気軽にお申し出ください。

    体の歪みというのは、車をぶつけて歪んでいるというのとはまったく違います。

    車が歪んでいると言う場合には、本来そういう形ではないのに、外力によって変形してしまった状態です。

    しかし、体の歪みというのは、簡単に言えば、たまたまそういう体位をとっているだけのことなのです。
    形としてはなにも歪んではいません。
    曲げることができるところを曲げているだけです。

    では、「体の歪みとはなにか」というと、ポイントは身体感覚と実身体の不一致ということなのだと思います。
    本人としては、「まっすぐ伸ばしている」と感じているのに、実際は体を曲げているという不一致です。

    つまり、歪みとは「身体感覚の歪み」と言えるわけです。

    そのように考えると、矯正とは形を修正することでないと言えます。
    身体感覚を、いかに実態に近づけるかがテーマです。
    曲がっているところを曲がっていると正しく認識できるように、感覚を補正することです。

    ありがちな、曲がってところを反対に捻るような、「板金的行為」は、本当の矯正ではないと考えています。

    出産直後の骨盤調整は、どんなことをするのでしょうか。

    まず、出産によって腰部や骨盤帯に痛みがある場合には、その治療を行います。
    多用する手法としては、手首の内側のツボに皮内鍼という鍼シールを貼って、痛みをコントロールしています。
    手首のツボで、腰周りの痛みが軽減するとみなさん驚きますが、予想を超えて有効例が多い印象です。

    恥骨などに痛み(恥骨乖離)がある場合にはベルト等で固定しますが、これはごく希なケースです。
    私のこれまでの経験では全体の1パーセント未満です。

    さて、ここからが本題ですが、その後、骨盤の開閉状態や左右の歪みなどを観察し、必要があれば補正のための姿勢や動作を指導します。
    骨盤を引き締めるための特殊な体操などもあわせて説明します。
    整体やカイロプラクティック的な、いわゆる矯正手技はほとんど必要ありません。
    むしろ、内側から自然に整うように、諸条件をコーディネートする感じです。

    これがまったく狙い通りにゆくと、例えばこんな感想が聞かれます。
    (立位で、骨盤を引き締める手法を行う)

    ああ、なんか自然に骨盤が引き締まるように力が入ります。きもちいいですね!
    肛門の辺りもギューッと自然に締まってきます。
    わざと力を入れているわけでなく、勝手に自動的にそうなるんですね。
    なによりも、こうして正しく立っている感じは、とても気持ちよく、ずっとこの状態で立っていたい感じ!

    つまり、外側の形(歪み)は問題ではなく、内的な力学バランスといったものを変えるのです。

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