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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
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    私がはじめて鍼灸の治療をうけたのは中学生の時でした。原因はわかりませんが、指の関節が腫れて痛んだためです。

    鍼の治療によって、指の腫れや痛みはすぐによくなりましたが、それよりも、体がとても軽くなった実感があってとても驚きました。みなぎる充実感を覚え、「これからフルマラソンをしなさい」と言われたら、きっと簡単にできる気がするようなスーパーマン感覚。

    私の鍼治療のおける原体験として、今でも治療方針や効果を考える上で大きな参考になっています。

    自分が鍼灸師になって考えてみれば、あの体が軽くなる実感とは、マラソンにおけるランナーズハイのように、脳内でおこるメカニズムが主なのではないかと思います。
    鍼で麻酔効果をつくる鍼麻酔のメカニズムで説明されるような、脳内に麻薬様の物質が増加することによって、体が軽く感じられる。

    さて、鍼灸には様々な治療スタイルがあります。

    痛みの治療ということに絞るなら、トリガーポント(圧すとひどく痛を感じるところ)を直接狙って鍼をする方法が多くおこなわれています。痛いところに鍼をするこの方法は急性の痛みには効果があるが、慢性となると効果に差が出てくるともいわれます。

    もう一つのメジャーなスタイルとして、伝統的な鍼の方法論にそって、痛みの部位とは離れた手足などの重要とされているツボに鍼をする方法があります。

    私が始めて受けた鍼は、まさに伝統的方法でした。この方法の特徴は、慢性期の痛みにも効果が期待できるということです。それは私の体験が示すように、脳内レベルの機序が関係すると考えられるからです。

    急性の痛みは、原因のある場所や脳への神経伝達路の特性を利用して鎮痛することができます。しかし、慢性の痛みの場合には、もっと中枢(脳)へのアプローチが必要だと考えられます。慢性の痛みには鎮痛剤より抗うつ剤などが効果があるというのも、慢性痛のメカニズムが中枢にあることを示唆していると考えられます。

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