当院には不妊症を理由に通院なさっている方が結構いらっしゃいます。
皆さんそれぞれ婦人科にも通院されて、人工授精など様々な方法を試されています。
さて、鍼灸は不妊症に有効でしょうか?
鍼灸関係のレポートでは有効だとする報告が数多く見受けられます。私も経験から有効だと考えています。
不妊症の方には 1)腹部が硬い 2)足が冷えている などの傾向が多く見られます。
私はこういう状態を骨盤内の環境が悪いと表現します。いわば体の中の日陰があるイメージです。
畑に問題がなくてもたまたま日当たりが悪いから作物が育たない。
体の中の日陰とは、簡単にいえばそのエリアの血行が悪いということだといえます。
腹部の硬さを改善し、下肢の冷えを改善し、骨盤内の日陰を解消する。血行を良くする。
鍼灸は、きっとそんなことをしているのでしょうと患者さんに説明しています。
治すのではなく、少しだけ条件を良くする。
でも、その単純な違いが結果につながることが多いのです。
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