忍者ブログ
鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
2024 . 04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    03 2024/04 05
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30
    フリーエリア
    最新CM
    [10/01 ともつん]
    [11/09 三節]
    [08/15 三節]
    [07/24 ともつん]
    [06/05 ともつん]
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    haripo
    性別:
    男性
    職業:
    鍼灸師
    趣味:
    ボディーワーク研究
    自己紹介:
    開業鍼灸師として20年。治療の枠をこえ、よりよく生きるために心身のあり方について日々模索中
    バーコード
    ブログ内検索
    カウンター
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    痛みには、いくつかのタイプがありますが、私はまず「火事」による痛みと「凍りつき」による痛みの二つに分けて考えます。

    「火事」の痛みとは局部に熱感や発赤(あかく腫れあがる)などの症状があるタイプのもので、これを医学的には炎症といいます。

    「凍りつき」の痛みとは、「火事」とはまったく反対に、局所には熱感や発赤がなく、むしろ局所的に体温が低下しているような場合すらあるタイプの痛みです。
    筋肉などの凝り(緊張)が慢性的になることで、血行が滞り、疲労物質などが蓄積しているような状態です。

    さて、私たちは関節や筋肉などに痛みがあるときに、塗り薬や湿布を貼りますが、これらの目的は、「火事を抑える」ことです。
    炎症を鎮めることで、痛みを改善しようとしているわけですね。

    しかし、日常的に感じる痛みの多くは「火事」の痛みではありません。
    例えば慢性的に腰が痛いという場合でも、痛む部位に「火事」の兆候を見出すことはほとんどできません。
    つまり痛みとしては「凍りつき」タイプの痛みだということなのです。

    湿布や塗り薬をつかっても実感として効かないのは、それは「火事」向きであって、「凍りつき」向きではないからです。

    では「凍りつき」タイプの痛みにはどう対処したらよいでしょうか。

    それは、局部を温めることです。
    蒸しタオルなどが効果的ですが、要は局所の血行を改善する工夫をすることです。

    「凍りつき」タイプの痛みなのに湿布薬や塗り薬を使い続けている方は、一度それをやめて、温める工夫をしてみるとよいでしょう。


    なお、「火事」の痛み、「凍りつき」の痛みというのは、私の考えた喩えであって、そういう表現が一般的なわけではありません。
    PR
    ■ この記事にコメントする
    お名前
    タイトル
    文字色
    URL
    コメント
    パスワード
    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    ■ コメント一覧
    ■ この記事のトラックバック
    この記事にトラックバックする:
    カップル受診 HOME 体が温まると咳がでる
    Copyright © 凛として爽やかな心身のために仕事してます。 All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]