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鍼灸師ハリポのコラムです。開業鍼灸師としての日常や、週1勤務の産婦人科での経験を。
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    もしかしたら、逆子かもしれないとちょと心配。http://ninninninpu.seesaa.net/ 2006年11月7日記事

    無責任な発言とおもわれるかも知れませんが、あまり心配なさらないことも大切です。自然に治る場合も結構ありますし。

    さて、妊娠中の逆子(骨盤位)を治す方法として、「逆子のお灸」という方法があります。

    文献を検索すると、おおむね成功報告が多く見られます。

    例えば下記はAmerican Medical Associationの、逆子のお灸 文献へのリンクです。(英文です)

    http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/280/18/1580

    成功報告をまとめますと、妊娠30週代前半で、至陰 シイン (足の小指爪角)へ施灸することで逆子が治る割合は70-80パーセントとなります。

    一方、イタリアでおこなわれた研究で、妊娠32-33週目の逆子の妊婦に逆子のお灸を行い、35週目に統計をとったが、お灸をしたグループとしなかったグループでの有意差はなかったという否定的な報告もあります。

    私も、求めに応じて逆子のお灸を積極的におこなっています。経験的な実感としては、「良く治る、よく効く」という印象です。

    逆子のお灸の具体的な方法は当院のサイトでもご紹介しています。(携帯向けに最適化したページです)

    http://www.ann.hi-ho.ne.jp/haripo/i20.htm

    セルフケアとして試す価値は十分にあると思います。

     

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    妊娠によって増えた体重は、産後どのくらい戻るのでしょうか。

    今年、私が聞き取りをした人の中で、もっとも減った方はマイナス18キロ(産後10ヶ月間)。ちゃんと妊娠前の体重に戻ったというのですから、「予想外」です。

    母乳が出ている、出ていないで分ければ、母乳が出ている人の方が痩せやすい傾向です。これは、誰が考えても当然と思うでしょう。

    母乳を出すためのホルモンは、一方で出産のために弛んだ骨盤の靭帯を質的に硬化させ、関節としての骨盤を引き締めます。母乳が出るほど、骨盤が締まる仕組みです。

    骨盤は、出産に向けて開き、産後は閉じてくる。さらに母乳をあげればホルモンの働きで締まってくる。

    産後の方にこんな話をすると、母乳をあげることに違う目的を見出すようで、みなさん「がんばって出すぞ」などと決意を新たにするようです。

    妊娠中に腰痛を経験する人の割合は半数以上と言われています。

    しかし、ほとんどは生活に支障のない程度で、何か治療を受けなければならないというケースは、そう多くないと思います。

    さて、腰痛の治療にみえられた妊婦さんに病歴を訊ねているときに、ちょっと妙なことに気付きました。

    過去に「椎間板ヘルニア」をした経験のある人がなぜか多い印象です。しかも、ある地域からおいでになる方に多い傾向があるのです。

    そこで、どこの病院でそういう診断を受けたのかと質問してみたところ、ほとんど同じ整形外科だということがわかりました。

    患者さんいわく、「私の友達も腰痛でそこに行ったら、ヘルニアだって言われたんです。あそこの病院は腰痛はなんでもヘルニアといわれると噂していました。」

    落語に、なんでもかんでも葛根湯(風邪などに処方される代表的な漢方薬)を処方する藪医者の話がありますが、葛根湯医者ならぬヘルニア医者の存在があるのかと、ちょっと可笑しくなりました。

    どんな症状で病院へ行ったのか、どんな検査をしたのかと質問すると、下肢症状はなく、ただ急に腰が痛くなって受診した。腰の単純レントゲン写真をとった。そしたらヘルニアだと言われたという話です。

    そのときに本当にヘルニアだったかどうか、わかりません。ただ、話の内容から推察すれば、譲歩しても「ヘルニアの疑いもあるね」くらいの表現が妥当で、「ヘルニアです」と断定するだけの根拠はなかったのではないかと思います。むしろ、ヘルニアではなかったのではないかというのが率直な印象です。

    さて、私が問題だと思うのは、その診断の正確性の話ではありません。むしろヘルニアと過去の診断された方の、ヘルニア経験呪縛が問題です。

    「過去にヘルニアをしたことがあるから、私は腰が弱く、つねに腰を庇ったり、注意が必要だと」いう潜在意識に縛られつづける現実です。

    この呪縛がために、きっと、他の妊婦さんと同様レベルの腰痛であっても、過剰に心配になり、治療に見える方の割合が多くなっている可能性も否定できません。

    そこで、究極的な私の仕事は、その呪縛を解くことです。

    あなたは、ヘルニアではなかった可能性が高いという私見とその根拠を説明します。

    そして、「ヘルニアと診断を受けたことがある人は、その記憶に支配され、いつまでも腰に自信がもてない。しかし、それは自分で自分の行動を制限している自縛行為。あなたはむしろヘルニアでなかった可能性すら高いのだから、もうそういう考えから心身を解放してあげましょう」と。

    インターネット環境にある方にはこんなブログを勧めたりしています

    心療整形外科 http://junk2004.exblog.jp/

     

     

    産婦人科の病院での私の仕事は、妊娠中の腰痛に対する治療と、産後の骨盤状態の修正指導、および産後の様々な愁訴を緩和することです。

    さて、最近では、骨盤が開くと太り、骨盤が閉じると痩せるという話が雑誌などで紹介されている影響か、骨盤の開閉の状態に関心を持つ方がとても多いようです。

    ところで、骨盤の開き、閉じとはどのようなことをいうのでしょうか。多くの方には誤解があるようです。

    よく質問されるのは、「出産後に、もとのパンツが入らないのは、骨盤が開いているからでしょうか」というものです。

    結論から言えば、骨盤が開いていても閉じていても、外周サイズへの直接影響はそんなに現れません。きっとわずかな差しかないと思います。

    そもそも関節には「開く 弛む」方向と「閉じる 縮む」方向があります

    d345b141jpeg27696951jpeg手首でいうなら、手背をそらす方向が閉じる方向。

    古典的「おばけー」の真似をするような手を下に曲げる方向が開く方向です。

    関節は閉じていれば正常です。しかし、開くほうへまげて、さらに、不自然な方向へ力をかけると捻挫や脱臼を起こします。武道の関節技がまさにそういうことをしているわけです。

    骨盤も関節ですから、開く方向と閉じる方向があります。そして現在どちらの傾向が強いか、その傾向によって開いているとか閉じているといいます。

    サイズという点だけでいうなら、手首を上下どちらに曲げてもそんなにサイズの差として現れないように、骨盤も開いているからとても大きいということではなないのです。

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