産婦人科の病院での私の仕事は、妊娠中の腰痛に対する治療と、産後の骨盤状態の修正指導、および産後の様々な愁訴を緩和することです。
さて、最近では、骨盤が開くと太り、骨盤が閉じると痩せるという話が雑誌などで紹介されている影響か、骨盤の開閉の状態に関心を持つ方がとても多いようです。
ところで、骨盤の開き、閉じとはどのようなことをいうのでしょうか。多くの方には誤解があるようです。
よく質問されるのは、「出産後に、もとのパンツが入らないのは、骨盤が開いているからでしょうか」というものです。
結論から言えば、骨盤が開いていても閉じていても、外周サイズへの直接影響はそんなに現れません。きっとわずかな差しかないと思います。
そもそも関節には「開く 弛む」方向と「閉じる 縮む」方向があります
古典的「おばけー」の真似をするような手を下に曲げる方向が開く方向です。
関節は閉じていれば正常です。しかし、開くほうへまげて、さらに、不自然な方向へ力をかけると捻挫や脱臼を起こします。武道の関節技がまさにそういうことをしているわけです。
骨盤も関節ですから、開く方向と閉じる方向があります。そして現在どちらの傾向が強いか、その傾向によって開いているとか閉じているといいます。
サイズという点だけでいうなら、手首を上下どちらに曲げてもそんなにサイズの差として現れないように、骨盤も開いているからとても大きいということではなないのです。
昨晩は頭痛、発汗、下痢、嘔吐と、症状のオンパレード
久々に風邪です。
こんなときに「ああ、体が壊れた」と感じる人も多いでしょうね。
でも、別に何も壊れていません。
体が通常とは違う「防衛モード」にシステムが切り替わっているだけで、正常な反応です。
日常的に経験する多くの症状は、壊れた結果や、細菌などの敵に操れているものではなく、自発的に体がそうしているのです。積極的な対抗処置ですね。
そもそも病気になったときに、「壊れた、しまった!」と思うのと、「おお、体は正常に反応している、わが体よがんばれよ」と思うのでは、精神的な辛さも違います。
正常な反応だと思っているので、ここ20年薬を飲む機会もありませんでした。(漢方薬を除く)
薬を嫌っているわけではありません。体の自発的な反応をコントロールしようとすることは、治ることに抵抗するようなものだと思うのです。治療しているつもりで、実は敵に味方する行為といえなくもない。
薬を飲んで治しているつもりの人も、一部の例外を除き、薬のおかげなどではなく、自身の免疫で治っているのが真実でしょう。
健康ってどういう状態でしょうか。
考えてみると案外難しい。人それぞれの答えがあるでしょう。
私が問われたなら「集中力と全力を発揮できる体」と答えるかな。
ところで、「病気でないこと」という答えも聞かれることがあるのですが、これはどうでしょう。
私は病気の有無はあまり関係ないと思うのですね。
むしろ「安心して病気ができる体 病気をしても最短ですっきり回復する体」って健康なのではないだるか。
そんなふうに考えます。
こんな非常識な考え方なので、よっぽど心身の歪んだ人としか気が合わないかもしれませんが、幸いにもそういう人と向かい合うのが私の職業のようで、世の中ちょうどなのかもしれません。